ホイヘンス、タイタンにタッチダウン

タイタンの素顔

 2005年1月14日、土星周回軌道にあるカッシーニ探査機に搭載されていた「ホイヘンス」が、 衛星タイタンに突入し、謎に包まれたタイタンの地表の様子を初めて知らせて来ました。 タイタンの地表:鳥瞰(ESA/NASA/JPL/University of Arizona)

 映像の詳しい分析はこれからですが、"陸地"のような地形(白っぽく、まだらな模様がある)と ""のような地形(黒っぽいところ)、 それに、なんらかの液体が流れた""のような地形(黒い筋)も見えています。
 タイタンは太陽系最大級の衛星で、大気の成分が生命が誕生する前の地球に似ている、と言われています。 ホイヘンスのデータを分析することにより、地球の初期の状態についても何か分かるかもしれません。 今後の発表を待ちましょう。

※原文は英語ですがESAのホームページをご覧ください。


2005.1.16記(石坂

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