太陽の向こう側を通過する土星

SOHOがとらえた土星!

SOHOが撮影した土星(ESA/NASA)  今日2005年7月28日は「土用の丑」です。
 土用とは全く関係がありませんが(「土」という名前の由来は同じなのですが・・・)、 太陽観測衛星SOHOが太陽の向こう側を通過中の土星をとらえた珍しい写真が公開されました。

 SOHOはヨーロッパ宇宙局ESAとアメリカ航空宇宙局NASAの共同運用で、太陽コロナや太陽風(プラズマ流)を常時観測しています。

 その太陽の向こう側を7月24日、土星が通過しました(""といいます)。 7月21日に撮影されたSOHOの写真には土星が写っています(矢印のところ)。
 写真中央の白丸(○)が太陽の位置を表しています(観測するには明るすぎるので隠しています)。 また、土星に環があるように見えますが、これは観測装置のピクセル溢れです。
 
 土星は今太陽と同じ方向にあって肉眼では観測ができません。 8月の後半になれば、明け方東の低空に見えるようになります。


※原文は英語ですがESAのプレスリリースをご覧ください。

2005.7.28記(石坂

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