冥王星の新衛星命名

冥王星の新衛星:Nix と Hydra

冥王星とその衛星([NASA, ESA, H. Weaver(JHU/APL), A. Stern(SwRI), and the HST Pluto Companion Search Team])  ハッブル宇宙望遠鏡HSTによって発見された冥王星の新衛星については前にご紹介しましたが、この度、これらの2衛星に名前が付きました。

 名前はNix(ニックス)とHydra(ヒュドラ)です。

 Nix は「水の精」の名前ですが、本当は夜の女神x と綴る予定でした。 Nyx は神話では Charon(冥王星の衛星カロン)の母親でもあります。 しかし、Nyx はすでに小惑星の名前として使われていたので、国際天文学連合IAUが Nix と命名したのです。
 また、Hydra は地底世界の怪物ヒュドラ(9つの頭を持つ不死の大蛇)です。 Hydraの方は星座うみへび座の名前にもなっています。

 ちなみにix ydra の頭文字は今年打ち上げられた冥王星探査機ニュー・ホライズンズew orizons)の頭文字にもなっていますね。


※原文は英語ですが、HSTのプレスリリースおよび科学雑誌サイエンスのニュース記事をご覧ください。


2006.6.23記(石坂

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