金星探査機「あかつき」

探査機「あかつき」、金星へ出発!

 日本の金星探査機「あかつき」が、2010年5月21日JST6時58分22秒、種子島宇宙センターからH2Aロケット17号機によって打ち上げられ、金星に向かいました。
 「あかつき」と同時に、“太陽光ヨット”「イカロス」も同じロケットで出発しました。

 「あかつき」は金星の気象を調べるさまざまな装置を搭載していて、地球の双子星と呼ばれる金星の環境が、なぜ地球と全然違うのかについて調べます。

 「あかつき」には、多くの人から寄せられた応援メッセージや画像が小さな金属プレートに印刷されて搭載されています。 「あかつき」に搭載されたプレート
 世界天文年2009日本委員会主催の「めざせ1000万人!みんなで星を見よう」プロジェクトは、「あかつき」応援キャンペーンに全面的に協力しました。
 5万人を超える方から集めた応援メッセージのプレート、6千枚を超える画像を集めて制作したモザイク画プレートが「あかつき」に搭載されて、金星に向かいました。

 金星は2010年5月現在、「よいの明星」として夕方、西の空でとても明るく見えています。

 「あかつき」と「イカロス」は半年ほどかけて金星に向かいます。ボン・ヴォヤージュ!

※参照
JAXAのプレスリリース
世界天文年2009日本委員会
「めざせ1000万人!みんなで星を見よう」プロジェクト

2010.5.21記(石坂

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