ハートレイ第2彗星、接近中

ハートレイ第2彗星が接近中です

 ハッブル宇宙望遠鏡HSTが、周期彗星103P/ハートレイ第2彗星を撮影しました。
 それによると、ハートレイ第2彗星の核(本体)は、直径が1.5kmほどだそうです。
HSTが撮影したハートレイ第2彗星[NASA, ESA, and H. Weaver (The Johns Hopkins University/Applied Physics Lab)]

 ハートレイ第2彗星は、1986年に発見された、周期が6.5年のほうき星です。 今年の10月20日に、地球から1700万kmまで近づきます。
 もしかしたら、肉眼でも見えるかもしれませんが、10月23日が満月のため、ほぼ一晩中、明るい月があり、見つけるのはちょっと難しいかもしれません。
 ハートレイ第2彗星は、10月6日現在、カシオペヤ座領域にあり、ペルセウス座方向に移動中です(下図)。

 ちなみに、このハートレイ第2彗星には、NASAの探査機EPOXIが11月4日に、700kmまで接近して観測を行なうことになっています。

※原文は英語ですが、HSTのプレスリリースをご覧ください。
国立天文台では、「地球に近づくハートレイ彗星を捉えよう」キャンペーンを実施しています。

★プラネタリウム「氷の星・彗星」投影中です!
ハートレイ第2彗星の位置(ステラナビゲータにより作図し、加筆した)
2010.10.6記(石坂

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