★★★ 星座ひとくちメモ 〜秋〜 ★★★

秋の星図

やぎ座  (中級)

   いて座の東で暗い星ばかりからなる直角二等辺三角形の星座。頭の星ダビとしっぽの星デネブ・アル・ギエディが比較的明るくて目立っている。紀元前1100年ころにはすでに上半身がヤギ、下半身が魚という姿で描かれていた。


ぺガスス座   (初級)

 秋の星空の目印となる大きな四角形の星座。α星マルカブから首、β星シアトから前足、γ星アルゲニブから翼が伸びている。ぺガススのおへそにあたる北東の星アルフェラッツはぺガスス座ではなく、アンドロメダ座の頭の星。


みなみのうお座  (中級)

 秋の星空でたった一つの一等星フォーマルハウト(魚の口)が目印。フォーマルハウトはぺガスス座の右の2つの星(シアトとマルカブ)を結んで約3倍伸ばすと見つかる。


みずがめ座 (上級)

   フォーマルハウトから北(上)に向かって小さな星を点々とつないで、ぺガスス座の手前で三ツ矢のマークを探す。トロイの美少年ガニュメデスと手に持つ水がめから流れ出る神酒(ネクタル)を表す。


くじら座  (中級)

 アンドロメダを襲った怪物の姿。ぺガスス座の左側の2星(アルフェラッツとアルゲニブ)を結んで南に2.5倍伸ばすと2等星デネブ・カイトス(「鯨の尾」)が見つかる。心臓にあたるミラは有名な脈動変光星で、もっとも明るい時は2.0等になる。


うお座 (上級)

   ぺガスス座を南東方向から挟むように大きくVの字に伸びる星座。リボンで結ばれた2匹の魚を表す。現在の春分点(2000年分点)がある。


おひつじ座 (上級)

 アンドロメダ座の南で左右反対にした「へ」の字にならぶ3つの星(羊の頭に当たる)が目印。胴体はプレアデス星団に向かって伸びている。


さんかく座 (上級)

   アンドロメダ座とおひつじ座の間にある二等辺三角形の小さな星座。有名な銀河M33がある。


アンドロメダ座  (中級)

 ぺガスス座のアルフェラッツから伸びる横になった細長いAの字の星座。腰のところ(Aの字の横棒のカシオペヤ座寄り)に有名なアンドロメダ銀河(距離230万光年)がある。


カシオペヤ座   (初級)

 W型にならぶ5つの星が目印。いすにしばりつけられたエチオピア王妃の姿を表す。北極星を探す目印でもある。


ケフェウス座  (中級)

 エチオピア王家の王様、アンドロメダの父王だが影が薄い。北極星とはくちょう座とカシオペヤ座の間にある、縦長の五角形の星座。五角形の底辺の中間にあるμ星はその赤さから「ガーネット・スター」の異名をもつ。


とかげ座 (上級)

   はくちょう座とカシオペヤ座の間にある星座。小さな星がジグザグにならんでいて、なれると簡単に見つけられる。


ペルセウス座  (中級)

 カシオペヤ座とプレアデス星団の間にある星座。星がゆがんだ「人」という字にならんでいる。「人」の右はらいに当たる星がアルゴル(「悪魔の頭」)という食連星(2.9日周期)。毎年8月13日前後、このペルセウス座を中心として流れ星が多数流れる。ペルセウス座流星群の母彗星はスイフト・タットル彗星(周期135年)。


きりん座  (上級)

 ぎょしゃ座、おおぐま座、こぐま座、カシオペヤ座、ペルセウス座に囲まれた、非常に目立たない星座。


つる座   (上級)

 みなみのうお座のさらに南(下)に位置する星座。ゆがんだ十字形に星がならぶ。意外に見つけやすい。昔の船乗りはフラミンゴ座と呼んでいた。


(2005.9.16記)


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