昼間の長さと夜の長さ

春分の日は昼夜等分?

 今年2005年の春分の日は3月20日です (※春分日は毎年変わります。 また祝日としての「春分の日」も前年の2月に発表されるまで確定しません)。

 さて、その春分、辞書によっては「昼夜を等分する日」とありますが、本当でしょうか?

 大阪での2005年3月20日の日の出と日の入の時刻こよみハンドブックで調べてみると、

 日の出:6:02  日の入:18:09

です。 昼の長さは12時間7分、つまり昼の方が7分長くなっています (ちなみに昼夜が12時間ずつに等分されるのは、春分よりも前の3月16日前後です)。

 これは主に次の2つが原因です。
     
  1. 大  気  差:地平線の下にある太陽が、大気によって浮き上がって見えます(朝夕3分ほどずつ昼が"得"をする)。  
  2. 太陽の大きさ:日の出や日の入は太陽の上端が地平線と一致する瞬間ですが、見かけの大きさが約0.5度ある太陽が出きったり、沈みきったりするのに1分ほどかかります。   

 祝日としての「春分の日」は"自然をたたえ生物をいつくしむ日"です。 もうすぐ春ですね、花の季節ももうすぐです。 ちょっと出かけてみませんか?(でも花粉にはご注意を・・・)


 毎日の日の出入りの時刻については「よくある質問」にも説明がありますので、そちらも参照ください。

2005.3.15記(石坂

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