世界一かんたんブーメランの作り方

作り方

@     厚紙を長さ27cm、幅2530oの短冊状に切り出す。

A     四隅のとがった角を切り丸くする(飛び方には関係しませんが)

B     2枚を十字に重ねてホチキスで止める。

C     羽根の先(4つとも)に丸み(キャンバー)をつける
      つまり、お菓子の八つ橋のように上を膨らませ凸にする。

D     上端を上に反らせる。


  厚紙で作るブーメランは東京の方では3枚羽が主流になっているようですが、大阪市立科学館では、4枚羽根のブーメラン(→紙ブーメランの歴史)を飛ばしています。3枚か、4枚か、5枚か、ブーメランの物理には羽根の枚数は本質的ではなく、同じように投げれば、同じように戻ってきます。

また3枚羽ブーメランはねじりが入れられることが多いようですが、我々のブーメランではキャンバー(ふくらみ)が羽根に付けられています。しかし、これは工作のし易さの問題で本質ではなでしょう。
 両者とも僅かに上反角が付けられることが多いのですが、つけなくとも戻ってくることもあります。
キャンバーもねじりもなく上反角をつけただけのブーメランでもたいてい戻ってきます。
 なんと、キャンバー、ねじり、上反角などなにもつけない、ただ十字に止めただけのブーメランでも戻ってくることがあります。特に裏投げをするとよく戻るようです。つまり、それなりの重さと剛性があれば、薄い回転体はそれなりの投げ方をすれば戻ってくる(カーブする)もののようです。
 しかし、もちろんきちんと戻ってくるには理由があります。




















            反らせるのはこの程度(左)。極端に反らせたもの(右)


















                                         普通投げ(立て投げ)と裏投げ。