土星が見ごろ

土星が見ごろを迎えています

 土星2006年1月28日をむかえ、見ごろになっています。
 土星(2006年2月4日21:00)
 土星と地球の距離が近づき(それでも約12億km!)、正面から日の光をあびて明るく見えているのです。 2006年2月4日、大阪市内はよく晴れ、科学館でも土星の観望会が開かれましたので、 科学館屋上天文台の望遠鏡にカメラを取り付けて土星を撮影してみました。

 この日、強い冬型で寒く、上空の風も強かったので、撮影の条件としてはあまりよくありませんでしたが、 それでも、土星の環がはっきりと見え、黒い筋(「カッシーニの空隙」)も分かります。
 また、土星本体の縞模様(「南熱帯」)もなんとなく見えます。

 土星は2006年2月現在、かに座領域にあり、午後8時ころ東の空で、プレセペ星団とならんで見えています。


●写真の撮影データ:
  日 時:2006年2月4日21:00
  機 材:10cm屈折望遠鏡+12.5mm接眼レンズ+NikonD100
  備 考:ISO800相当、露出2秒
  撮 影:石坂千春(科学館学芸員)

2006.2.5記(石坂

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