ダークエネルギーを追え!

ダークエネルギーはあるのか、ないのか!?

 これまでの観測によって、この宇宙は50億年ほど前から加速膨張をしていることが分かっています。 その原因としては2つの考え方があります。

 一つは、宇宙には斥力として働く正体不明のダークエネルギー(宇宙項)がある、というもの。
 もう一つは、多次元の影響か何かで、宇宙膨張を制御する重力の理論に修正が必要である、というものです。

 このたび、51人の科学者からなる国際研究者グループがヨーロッパ南天文台ESOの超大型望遠鏡VLTを用いて宇宙の年齢が現在の半分程度だった約70億年前の銀河の分布を詳細に調べ、どちらの考えが正しいのか明らかにしようと試みました。

 銀河の分布は、� ̄�宙膨張、��銀河同士の重力的な引き合い、の双方の影響を受けます。
 もし遠方の銀河の分布の仕方が近傍の銀河の分布の仕方と違っていれば、重力の影響が遠方(宇宙が若かった時)と近傍(現在)とで変わっていることを意味します。

 観測の結果、大きな不定性はあるものの、重力の強さが時代とともに変化した、という証拠はなく、加速膨張を説明するためにはダークエネルギーが必要、という結論になったようです。
 この結果はイギリスの権威ある科学雑誌NATUREに発表されます。 

●原文は英語ですがESOのプレスリリースをご覧ください (銀河の"海"を抜けるムービーがあります)。

2008.2.1記(石坂)

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