「第2の地球」は星の数ほど・・・

生命生存可能な系外惑星は、どこにでもある!

 ヨーロッパ南天文台ESOの研究グループが、生命生存可能太陽系外惑星が、それこそ、星の数ほど存在することを明らかにしました。
 太陽が3つも輝く「第2の地球」Glise667想像図([(c)ESO/L. Calcada])
 HARPという観測装置を使って太陽よりも小さく冷たい赤い星(赤色わい星)を102個観測したところ、そのうち9つが地球サイズの惑星を従えていて、さらに、そのうちの2個は、生命生存が可能な場所(液体の水が存在できる場所)にあったのです。
 太陽系外惑星が観測される確率から考えて、赤色わい星の40%が、生命生存可能な地球サイズの惑星「第2の地球」を従えていると見積もられました。

 赤色わい星は、私たちの天の川銀河(銀河系)の星の80%を占めています。
 少なく見積もっても、天の川銀河の中に、1600億個もの「第2の地球」があり、太陽系から30光年の範囲でも、100個はある計算です。

 ほんとうに生命がいるかどうかは分かりませんが、生命が存在できる星は、それこそ、星の数ほどあったのです!


※原文は英語ですがESOのプレスリリースをご覧ください。

 また、★プラネタリウムさがせ!第2の地球もぜひ、ご覧ください。

2012.3.31記(石坂

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