観測衛星ケプラーが発見した惑星

「さがせ!第2の地球」・・・第1候補が発見された!?

 アメリカ航空宇宙局NASAの観測衛星ケプラーが発見した系外惑星の1つが生命生存可能領域にあることがわかりました。
 
 太陽系とは別の惑星たち(太陽とは別の恒星をめぐる惑星)のことを「太陽系外惑星」(以下、系外惑星)といいます。
 2009年に打ち上げられた観測衛星ケプラーは、これまでに1000個以上の系外惑星を発見しています。
 
 そのうちの1つ、地球から約600光年のところに発見されたケプラー22bという惑星は地球サイズ(地球の2.4倍の大きさ)で、かつ、私たちの太陽とよく似た星の周りを290日(地球は365日)で回っています。 てっとり早く言えば、地球とそっくりな惑星が発見されたのです。
探査衛星ケプラーが発見した“第2の地球”候補ケプラー22bの想像図[NASA/Ames/JPL-Caltech]

 中心の星からほどよい距離にある惑星は、暑くもなく寒くもなく、液体の水が存在できます。

 水があることは、生命の存在にとっても非常に重要と考えられていますので、もしかしたら、新しく発見された惑星ケプラー22bは、生命の星「第2の地球」かもしれません! 本当に生命がいるかどうかは、水の存在の他に、さまざまな証拠を集める必要がありますが、「第2の地球」発見への期待が大きく膨らみました。


 原文は英語ですがNASAのプレスリリースをご覧ください。

※プラネタリウムのリニューアル記念番組さがせ!第2の地球もぜひ、ご覧ください。
 宇宙には、地球とは似ても似つかない星の世界がたくさんあります。第2の地球を探して、宇宙の旅に出かけます。

2011.12.6記(石坂

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