次はケレス〜、ケレス〜

ドーン、ドーンとケレスに接近

 2011年に小惑星ベスタに接近した、アメリカ航空宇宙局NASAの探査機ドーン("DAWN"=「夜明け」)が、次の目的地である準惑星ケレスに近づいてきました。
 右の写真はドーンがケレスから24万キロメートルのところで撮影したものですが、クレーターらしきものが地表を覆っているのが分かります。

 ケレスは小惑星帯の中では最大の天体で(だからこそ"準惑星"に分類されています)、直径は900km以上あります。
 ケレスは1801年に発見され、内部には液体の水があるかも、とも考えられていますが、まだまだナゾの多い天体です。

 ちなみにケレスCeresはローマ神話の収穫の女神の名前にちなんでつけられた名前です(朝食に食べるシリアルcerealも同じ語源だそうです)。

 ドーンは3月6日に、ケレスを周回する軌道に入ります。
 人類史上、初めて準惑星に接近するわけで、天文学的な収穫も大きいと期待されています。

★原文は英語ですが、NASAのプレスリリースをご覧ください。
   ※ケレスが自転する動画もあります。

2015. 1.31記(石坂

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