つまりこの石は土台の上にじかに乗っているのではなく、土台には触れずに、水の上に言わば浮かんでいるような状態なのです。 直径が50cmくらいあることから、推定150kg。どうしてこんな重い石が水に浮いているのでしょう? 150kgというと重そうですが、この石の重さを水に浮かんでいる面積で割ると、1cm2あたり100g程度しかありません。 この石の乗っている台には、縁が丸い石とぴったり合うくぼみがあって、そのくぼみの底から水が出ています。 石がぴったりふたをしてしまうと、水の出口がなくなってしまいますが、1cm2あたり100g程度なら、普通の水道水の圧力でも押し上げられてしまうというわけです。 ただ、石が押し上げられて水が流れ始めると、圧力もかなり逃げてしまうので、本当はそう簡単な話ですまないのですが…。 |