長谷川能三のHP月刊『うちゅう』街角ウォッチング  

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晴明神社と五芒星
 新年あけましておめでとうございます。みなさんは初詣に行かれたでしょうか。 私は高校時代の同級生と近所の神社へというのが恒例になっているのですが、その神社の御神体というのが浮き石なのです。 といっても前回紹介したように本当に浮かんでいる石ではなく、濁った水の中にちゃんと足がはえているそうですが…。
 神社といえば、昨今の「陰陽師」流行りで、京都の晴明神社には若い女性がたくさんお参りしているそうです。 この晴明神社には、五芒星(正5角形の頂点を1つ飛ばしに結んだ形)が屋根瓦に描かれていたりします。 また絵馬にも五芒星が描かれていて、絵馬そのものが家型の5角形ではなく正5角形という、ちょっと珍しい形になっています。
 ところで、安倍晴明ゆかりの神社が大阪にもあるのをご存じでしょうか? 「あべの」というくらいですから、もちろん阿倍野区。 天王寺駅前からチンチン電車で3駅目、東天下茶屋駅のすぐ東にある小さな神社で、その名もずばり「安倍晴明神社」です(地図)。 安倍晴明生誕伝承地とのことで、ひっそりとした神社の境内をうろうろしてみましたが、残念ながら本殿の柱にかけられた行灯に五芒星が描かれているくらいでした。 ちなみに、お参りや占いをしてもらいに来た人を3人見かけましたが、3人とも若い女性でした。 まぁ、京都の晴明神社ほどではないでしょうが…。
 また、この付近には「晴明通り」という道や「晴明丘」という地名もあり、「晴明丘小学校」を始め公園やマンションから薬局や駐車場まで、「晴明」の名がつくところが結構あります。 散歩がてらに探してみるのも面白いかもしれませんね。


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