長谷川能三のHP月刊『うちゅう』街角ウォッチング  

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ TOWNSCAPE 7
 
巨  大  迷  路
 JR大阪駅の中央コンコース(地図)。 待ち合わせの人が多く集まる「噴水小僧」からアクティ大阪の地下へ下りる幅広の階段の手前まで、床には白っぽい石でできたタイルと黒っぽい石でできたタイルが敷き詰めてあります(追記:大阪駅の改修工事を行なっていますが、改修後の完成予想CGに元通りのタイルが描かれていました)。
 黒いタイルで細長い長方形の枠が作ってあって、その枠で囲まれた中は、2色のタイルが無造作に並べてあるようにも見えます。 ところが、白いタイルだけをたどっていくと、うまく白いタイルが続いていて、アクティ側から噴水小僧まで途切れることなくたどることができます。 つまり、どこにもスタート地点ともゴール地点とも書いてありませんが、これは巨大な迷路になっているんですね。 ただ、あんなところで下ばっかり見ながらジグザグに歩いていたら、おそらく人とぶつかってしまうので、ご注意ください。
 まぁ迷路といっても、幅がタイル15枚分しかないのに白いタイル2枚分で通路になっていますから、複雑なパターンはできなくて、非常に簡単な迷路ですが…。 それより、二手に分かれた道のどちらへ進んでもまた合流するというところが何ヶ所かあったり、噴水小僧側の端には完全に袋小路になっている部分もあるのが残念です(噴水小僧側からスタートすると、スタート場所によってはすぐに行き止まりになってしまいます)。
 巨大迷路といえば、今から20年くらい前になるでしょうか?板塀などで囲われた中を実際に歩きまわるという迷路が流行りました。 今ではあまり見かけませんが、こんなところに巨大迷路が残っていたんですね。


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