ブーメランの作り方と投げ方(その2)


まず、重さをチェックしてくださここにある紙ブーメラン(→紙ブーメランの歴史)は7gです。軽すぎると戻る前に空気抵抗に負けて進まず、落ちてしまいます。またふにゃふにゃな紙もNGです。 

 

紙は「セキレイ」という会社の「板目表紙」(再生100 美濃判)という種類のもを使ってました。「セキレイ 再生板目」でネット検索すると売っている所が山のように出てきます。お近くの少し大きな文具店でも入手できるはずです。でも、ある程度の丈夫さと重さがあれば上記に限りません。 牛乳パックで作っても、ハガキで作っても(この場合、やや小さめですが)それでもちゃんと作れます。

 

実はこのブーメランは軽くて、旋回半径が2〜3メートルです。2重に重ねて15g程度にすれば、もっと大きな旋回半径で飛びます。小さなこどもには投げるのが難しいくなるかもしれませんが、慣性が大きいので空気抵抗に負けず、腕力のある大人ならこちらの方がむしろ投げ易いでしょう。ただし、それなりにスピードを付けて投げられるようになるので、重くなっていますから、人にぶつけたときちょっと痛いです。十分気をつけてください。

 

折り曲げ方は、ここにある作り方を見ていただければお分かりのようにほんの少し曲げるだけです。あまり曲げすぎるとかえって飛ばなくなります。

 

あと大事なのは、投げ方。「あら、奥さん」投げです。オバースローです。最初から手首を返してブーメランを持ち、スナップを利かせて投げます。小さな子や女性は慣れてないかもしれませんが、野球のボールを普通に投げるのとほぼ同じです。



投げるときは左写真のように手首を返してブーメランを持ってください。右写真のようではブーメランに十分回転を与えられなくてうまく戻ってくきません。