最近の出来事

12.24 クリスマスは、やはり…
クリスマスイブということで、普段の科学館のお客さんの雰囲気が変わります。明らかにカップルが多くなるのです。うらやましいねぇ、幸せそうで。おかげで、展示場が無料になる小中学生のお客さんよりも、売り上げが伸びます。こんな下衆なことを考えるのもさびしいですが、営業的にはしっかり把握しておかねばなりません。プラネタリウムを楽しんだカップルは、楽しげに館を後にしていました。はぁ〜。

ちなみに午前中はジュニア科学クラブがありました。最近の小学生の反応が、ここでも少し記しているように、気になるところなのですが、心配になってきます。一度調査しようかなと考えています。


12.23 資料の寄贈
4階展示場の「物質と分子構造」のところでイソプロパノールを消毒薬として展示していたのですが、そのメーカーさんが数年前になくなってしまったため、わが社の製品を置いてくださいと寄贈の申し出がありました。中身はイソプロパノールで変わらなくても、現在ないメーカーさんのものではまずかろう、というご配慮でした。ありがたい申し出でしたので、寄贈していただき、手続きも済ませ、早速展示場に置かせていただきました。エビス製薬の河野さまありがとうございました。何度も展示場に来ていただき、気にされていたそうです。


12.20 理科の授業と生徒の反応
「化学」雑誌の12月号に「科学実験ブームの落とし穴」という記事がありました。この記事を執筆した愛知教育大学の牛田先生に連絡を取り、資料を分けて欲しい旨連絡していたところ、その資料が届いていました。牛田先生は、科学実験を見せるのがはやっていますが、それだけでは理科好きの子にはならないよ、ということを書いていらっしゃったのですが、同感ですね。そしてそこには、「実験は好きだが、理科は嫌い」という割合の子達が、かなりの割合でいるというデータも出ていました。サイエンスショーが、理科好きのきっかけになれば、というのも演示者側の目的のひとつであるので非常に気になっているところです。
今回いただいた資料をよく読んで、今後のサイエンスショーや展示製作に役立てたいと思います。


12.11化学サークル

今日の化学サークルでは、客員講師でいらっしゃる芝先生のお仕事について話がありました。といっても私は、聞けるはずもなく、悔しい思いをしてしまいました。ボイスレコーダーで録音を試みたのですが、あまり感度が良くなく、聞こえにくいようです。非常に残念でした。

さて、新サイエンスショーも始まっての印象ですが、以前似たようなショーをしたときと比べて、お客さんの反応、特に子どもたちのそれがが今ひとつなので、こちらも戸惑ってしまいます。不思議と思うような気持ちや好奇心が減っているというようなことを強く感じてしまうのです。


12.2でんじろうさん、再び?
新サイエンスショーの初日ということで、1回目の実験を見に行ったのですが、実験終了後、一緒にいた主任が小学生に言った「あの人でんじろうさんやで。」というひとことで、長谷川学芸員が子どもたちに取り囲まれて握手やサイン攻めにあってパニックになっていました。なぜなら、長谷川学芸員は、何となく似てるんですよ、でんじろうさんに。

午後からは、客員講師の芝先生が講演をするというので、外へ出て行きました。大阪の科学がオランダ人の協力によってできたという話です。化学サークルのメンバーも何人か出席していました。適塾、舎密局の流れで話があったのですが、舎密局に関しては、やはり世間に知られてない部分が多いため、会場の雰囲気も「身近なところにそういうものがるというのは知らなかった」という感じでした。
舎密局について、もっと知ってもらうように努力せねば。


12.1研修と展示メンテと
この次期いつも行っている、職員の研修日です。避難訓練から始まり、人権研修などがありました。たくさん人が来る施設なので、職員もこのあたりをきっちりしておかなければなりません。もちろん明日からプログラムが変わるので、それらのお披露目も。その間、業者さんによる展示のメンテナンスも入ってもらい、翌日からのオープンに備えます。休館日はじっくりメンテナンスができるので、業者さんには都合がいいですね。
さて、明日からのサイエンスショー、電気ネタです。スピーカーやマイクの原理が分かる楽しい実験です。


11.29大掃除
臨時休館中の展示場内の大掃除をしました。普段の清掃では、手の届かない、展示物の天井などにたまったホコリを払いました。大変だったのが、グライダー。高い位置に取り付けてあるので、ホコリ払いも大変でした。それでも何とか無事終了。結構たまっていたほこりを取り除くと、白い翼が輝きました。
また、展示用スポットライトの球切れをしているものを交換しました。脚立の上り下りが結構しんどい。バイトさんにがんばってもらいました。


11.27サイエンスショーの終了
3ヶ月間続いたサイエンスショーが本日終了。化学ネタなので、やりやすかったですね。というわけで、昨日に引き続き、今日も長谷川学芸員が演示するサイエンスショーを記録用ということで録画しました。記録用ということで、それなりの映像を取ろうと思うと、何度かカメリハが必要なことがわかります。アクシデントなどもあり、なかなか1回では撮れませんねぇ。
それでも何とか、撮影終了。そのうち、最近撮影したビデオを編集して、サイエンスショーの場所で流す予定です。


11.26 出雲科学館からのお客様と新ネタ
出雲科学館のスタッフ橋本さんが科学館に来てくれました。出雲科学館の行事が充実しているのにビックリしましたが、スタッフの皆さんの努力の賜物ですね。サイエンスショーを見学していきましたが、いいネタ集めになったでしょうか。実は橋本さん、この春まで科学館で長いことアルバイトをしていてくれた優秀な化学屋さんです。出雲でも元気にがんばっているようで何より。

午前中は、ジュニア科学クラブのメイン担当。光の出し方について、いろいろな方法があるよというのを紹介しました。来年夏に向けてのサイエンスショーの演習にもしました。その中でのヒットは、電子レンジで作る火の玉。このプラズマの実験は、業界では有名ですが、ここに一工夫。ストロンチウムや銅の塩化物を一緒に入れてみたのです。かなり高温になっているはずなので上手くいくはずと予想していましたが見事でしたね。レンジ内に赤い火の玉が出来上がりました。予備実験では、銅も成功しましたので、見せ方に工夫をすれば、いい出し物になりそうです。本邦初ではないでしょうけどね。少なくとも大阪初かと。


11.17談話会
今日は、談話会のスピーカーになっておりましたので、ちょっと気になったいた、舎密局に関わった人々にのリンクについて話をしました。
結論から言うと、舎密局からは、今の日本の有機化学における、タンパク質や天然物由来の物質についての研究している人々に影響を与えているのだなということが分かりました。友達の友達は友達という感じで追っていくと、現在科学館で講師をしていただいている芝先生にもつながったのでした。


11.15 環境ホルモン

最近あまり聞きませんね、「環境ホルモン」という言葉。メディアの人たちにとっては、もうつまらない話題なんでしょうかね。ある調べ物をしていたら内分泌かく乱作用を持つ物質について考えるホームページを見つけました。まだそんなにたくさん情報があるわけではないですが、コラムなどを見ると興味深い中身が書いてあります。


11.6 ジオカーニバル
昨日から、ここ数年恒例の、ジオカーニバルです。昨日は、お客さんが少なく、実施している方々も不安そうでしたが、今日は大入りでした。
ちょっと覗いて、岸和田の自然資料館の方から鉱物についての説明を受けてきました。いや、やはり話を聞くと面白いですね。勉強になります。
ほかにも、展示場にある星の3次元分布と同じような模型を作っていましたが、子どもたちも熱心に取り組んでいたようです。


11.4 産総研・明日の技術展

昼過ぎから、展示などの参考にならないかと思い、産業技術総合研究所の展示会にお邪魔しました。産総研で今研究している技術や、その結果などをお披露目していましたが、なかなか面白かったです。メタンハイドレートに関する話や実験、それから友の会誌「うちゅう」にも書いてもらったガスから作るダイヤモンドの展示などなどです。ルビーの単結晶を目の前で作ってくれたのもの面白かったですね。そして、ルビーを作る機械は400万円で販売しているとのことでしたが、おいそれと手に入るものではないのが残念。
それにしても、産総研で行っている最新の技術が展示されているいるのですから、なかなか見ごたえがありました。


11.2 舎密局と化学者たち
舎密局(せいみきょく)に関するいろいろな人々の流れを追っています。このあたりは、芝先生が詳しいのですが、一応自分でも調べておこうかと。追っかけていくと、いろいろな化学者の名前が出てきます。もちろん直接の師弟関係にあったとかではなくても、こんなところで接点があったのかということなどが見えてくると歴史の必然というのか、不思議を感じます。現在の日本の化学界が舎密局から受けている影響というのは大きいのだなと感じます。


11.1 新学芸員着任
今日から、新しい学芸員さんが来られました。天文関係のお仕事をしていただくことになっていますので、プラネタリウムの投影や太陽関係のお仕事に励んでいただくことになります。


10.29 取材
テレビ取材で、吉本の「かつみ・さゆり」さんらが来館しました。取材のためにサイエンスショーを行ったのですが、お客さんも驚いていましたが大変喜んでいました。さゆりさんには実験の手伝いもしてもらい、途中で、指に火もつけました。本人、大変ビックリしていたようです。途中実験にミスがあったりして、その際は、見事に突っ込まれてしまいました。さすが、なにわの芸人さんです。


10.19 お礼のメール
夏休みに行った科学教室に参加した方から、住んでいるところの理科展で入賞したとメールをいただきました。教室参加後も、家でもいろいろ勉強してすばらしいものを作ってくれたのだと思います。彼がますます理科、そして化学に興味を持ってくれたら嬉しいですね。
子どもの頃、こんな風に受賞したことなどないので、とてもうらやましいです。



10.14締切日の間違い&展示場
うちゅうの原稿の締切日を勘違いしていました。18日が締切りとばかり思っていたのですが、朝の打ち合わせで、今日ですとのこと。まだ余裕があると思っていたから、何も手をつけておりませんでした。あわてて原稿を書いて、写真を用意しました。短い原稿で助かった。
夕方には、別のところに書いた原稿の校正もやってきて、今日は原稿書きに追われてしまいました。

展示場は、小学校の遠足や社会見学ということで、今日もたくさんの入場者がありました。あまりにも人数が多くて、展示物ゆっくり見ることはできないですね。もちろん、滞在時間が短かいため展示場を駆け抜けることしかできないという生徒たちも多いです。そんな中でも、展示場で彼らが何か学べるようなものを用意しなければならないなあとつくづく思います。単なるワークシートというだけではなく、プログラムみたいなものを。でないと、本当に「遊ぶだけ」になってしまい、とても残念です。


10.13 サイエンスショー研究会
3ヶ月に一度のサイエンスショー研究会が実施されました。教員研修のプログラムにも組み込まれていますので、先生方も大勢来られました。そんな中でサイエンスショーをやるのは緊張します。今回は、実演は岳川・長谷川両学芸員でしたが、次々回は、私がまな板の上です。

10.7 展示品にはやさしく…
小学生がたくさんやってきます。秋の遠足・社会見学シーズンです。みんな楽しそうに展示場で過ごしています。けれど、悲しいことに中には乱暴に展示物を扱う人たちがいます。見つけたら注意はするのですが、どうなんですかね。壊したら、修理に時間とお金がかかるという問題もありますが、日本人には公共という概念がないよなあと思います。子どもだから、教育しなけりゃ身につかないというのもありますが、誰が教育するのでしょう。科学館の職員ですかね…。
自分自身の行動も考えさせられてしまいます。それにしても、毎日の展示の修理件数の多いことよ。
展示物を作るに当たって、期待する効果以上に、耐久性についても考慮しなければなりません。


10.6ノーベル化学賞
今年のノーベル化学賞が発表されましたね。「メタセシス反応」の研究ということで、今、環境に負荷をかけないようにということで取り組んでいるグリーンケミストリーに関係する内容です。化学反応の効率よく行うための研究といえばいいでしょうか。でも、日本人が取らないとあまり話題になりませんね。科学館の前館長も実は、ニュートンや新聞などでノーベル賞候補として名前が挙がる方なのですが、ぜひ、来年は受賞していただきたいものです。


9.25 ページを増やす
今日は、自分の管理するホームページに記事をアップしました。「薬と毒」のページですが、とりあえず月刊「うちゅう」に書いたものはすべて、アップできましたので、一区切りといったところでしょうか。このネタは今後新作ということで掲載していくことになりますが、締切りがない状態だといつ更新されるのか?自分でも不安です。

それにしても、サイエンスショーで作っている、ウレタンとラテックスゴムボールは人気です。ショーが終わったあと、たくさんの人がさわりにやってきます。

9.24 行事がたくさん
こういう土日の休みが関係ない職場にいると、今日は何曜日なのかという感覚がなくなります。しかも、昨日から3連休になる人も多いのですね。うらやましい。さて、今日はジュニア科学クラブがあり、先々月の課題の話と、展示場でのにおいの展示の解説です。展示場では、人がばらけてしまい、大きな声でしゃべらなければいけなかったため、声がかれてしまいました。2セットあったもので。その中で、ノーベル賞をとった日本人について聞いてみたのですが、ほとんど名前が上がりませんでした。小学校5・6年生のみんなには難しかった?小柴さんや田中さんが取ったのが3年前だから、致し方ないのでしょうか…。
そしてジュニアクラブのある時間に、発明協会の講演会、午後からは、阪大との共催イベントの科学教室と第2期ボランティアの研修会など、行事が目白押し。


9.23 ボランティアの方との懇談会
7月から始まった展示場におけるボランティア活動者の方々との打ち合わせがありました。2ヶ月ほど活動していただいて、どのような問題点があるか、また難しいところ、館に対する要望を伺いました。館の方で対応しなければならないことも多々ありますが、普段私たちが展示解説をしていて感じることと同じような悩みもありました。展示場でのサービス向上に努めましょう。

そういうわけで、今日も少し展示場で案内をしてきました。家族、カップル、友達同士といろいろな方々と接してきましたが、今日は、皆さんとても興味深く展示を楽しんでくれたようです。



9.17 友の会例会と観望会
例会は、「タマゴ」の話。もう少し整理して話しても良かったかなと思いましたが、つつがなく、終了しました。しかし、夜の友の会観望会が…。昼に雨が降って、夕方は全天に雲ひとつしかない、べた曇。残念ながら中止になりました。楽しみにしていた会員さんも多かったようですが、この天気では、月さえ見えやしません。残念ながら、次の観望会をお待ちください。
18日追記:夜の8時頃には、晴れましたね。


9.15 友の会の話題は…
今週末は、友の会例会があります。例会でのメインスピーカーになっておりますので、その準備。タマゴの話題です。もちろん化学的な内容についてお話しします。まあ、料理には、いろいろ手順やお作法があるわけですが、それは単なるお作法ではなく、ちゃんと科学的な裏づけがあるものが多いですね。タマゴに関しても同様です。要は、タンパク質が何によってどのような変化を起こすのかを紹介する予定です。


9.12 原稿書き
次号うちゅうの原稿書きをしていました。休館日で、今日は、業者さんの対応もなかったので原稿書きをしておりました。珍しく、締切り前に原稿を書き上げられました。ちなみに内容は、ビタミンCについてのお話です。


9.8実験の片付け
この夏に行った実験の廃液処理を行いました。結構な量の銀が溶けた液が残っていたのでした。そのまま下水に流すわけにもいかず、いちいち銀を取り除かなければならないのが大変です。大学などでしたら、自動化されていますが、ここではいちいち小野が分別作業です。アルカリにして沈殿させるの結構大変。どうせだったら、銀そのものにして取り出せば良かった?


9.6サイエンスショーのネタ探し
私は、来年の夏のサイエンスショーの企画担当になっています。とりあえず、できるかどうかは別として、今日はネタ集めをしていました。ある程度のコンセプトはつかめました。夏だから少し派手目のものがいいのかな、でもサイエンスもきちん伝えられるようなものでないといけないし…。悩ましい。きっと、ショーの本番前まで内容について悩み続けるのです。
この後、サイエンスショーの担当者内で話をして、いけるかどうかの議論が行われる予定です。


9.1新サイエンスショー「化学マジック」
今日から新サイエンスショーです。化学分野ネタなので、得意といえば得意ですが、ショーにしていくというのは、いつだって難しいものです。
今日は、何とか形になりましたが、実験の見せ方、順番、間の取り方等々、演出についてじっくりと練っていかねば。

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