最近の出来事

11.5 化学サークル
本当に久しぶりに化学サークルに長い時間参加することができました。今回は、異性体の話で、学生の頃覚えるのに少し苦労した部分です。でもなんか、とても嬉しいというか、良かったなという感じでした。その芝先生、また新しい本を出版されたということで、早速現場でサークルの方々が購入しておりました。かくゆう私も。そして、すぐサイン会です。
ちなみに本のタイトルは「日本の化学の開拓者たち」(裳華房 ポピュラーサイエンス279)です。定価1500円+税です。日本の化学の黎明期に活躍した人々にスポットを当てて解説しています。皆様ぜひご一読ください、とても参考になります。 


11.2 薬研(やげん)寄贈
薬研を購入し、館へ寄贈という処理をしました。薬研とは、薬の原料になる草などをすりつぶすもの(写真参照)です。

鉄製の薬研
       鉄製の薬研

テレビの時代劇などでも見ますよね。この薬研は鉄製ですが、さび具合などいい感じです。いずれは展示場へ出すつもりです。


10.20 におい展示のパネルの修繕
展示場2階の「いろいろなにおい」展示のパネルがボロになっていると指摘を受けていたのを交換しました。展示品は業者さんに作ってもらったものですが、パネルについては、お手製です。以前は私が画像を処理して作っていたのですが、それがえらい評判が悪かったのです。しょうがなく(?)、絵心のあるアルバイトの方に描いてもらったのですがそれは、さすがにきれいですね。
パネルは、めくりあげてみてもらうタイプのものであるため、どうしても折れが出てきてしまい、ある程度時間がたったら交換しなければなりません。そのあたりが展示手法として改善の余地ありです。


10.13 生薬について
生薬に関する展示を作ろうとしています。その原料についてとある製薬会社に協力を仰げないかと打診してみました。どうなるかはわかりませんが、なかなか手に入りそうもない貴重な原料もたくさんありそうなので、そのようなものを寄贈してもらえると嬉しいのですが。


10.6 イベントへ向けての打合せ
来年の3月に行われる結構大きなイベントでサイエンスショーをしてもらえないかという依頼があり、今日そのことについて簡単に打合せをしました。ホーム(科学館)でやるのと違いアウェイでやるのには、実験上、いろいろと問題が生じることもあるのです。それにしても、今回は個人的に依頼がありましたので大変びっくりしました。


10.5 展示検討委員会
館内の上層部に、現在の展示改装の状況を説明する会議がありました。方向性は概ね了承してもらえましたが、個別具体には、まだまだつめないといけないところがほとんどです。がんばっていきましょう。


9.21 打合せonly
朝から晩まで打合せ…。展示改装のためとはいえ、最近打合せの数が多くなっています。今日は、それだけで一日が終わってしまいました。
打合せも大事ですが、出てきた意見や反省などを消化して、更なるアイディアを作る時間も取りにくいですが、それ以上に体力がなくなっているような気がします。体力消耗しますね。


9.14 1000万コラム
科学館へ来られた方がまもなく1000万人になるということで、1000万にまつわるコラムを書きなさいと渡部主任から言われておりました。それを今日書いたのですが、3本ほどコネタを書いてみました。電池にまつわる話、空気に関する話、大きさに関する話です。どの話が採用されるのでしょうか。それにしても、これだけ多くの方々に来ていただいているというのは、とてもありがたいことです。これからも精進して、たくさんの方々に満足してもらえるようにしたいと思います。

後日記:この話の採用になりました。


9.6 学芸課の展示改装打合せ
展示改装に向けて学芸課での打合せが始まりました。これはブレインストーミング的な打合せで、いろいろなアイディアを出し合い、よりよい展示ができないかと検討を重ねる打合せです。これから毎週、行うことになります。
取りあえず、今日はこれまでに業者と行ってきた打合せの報告からはじめました。


9.3 サイエンスショーでの大汗

新しいサイエンスショー今日まで5回ほどやって、何とか見世物に近くなったのでしょう。スポーツなどと一緒で、いくら本番を想定して、トレーニングを積んでも本番に勝る練習なしです。コマや、ヨーヨー、剣玉などのおもちゃも引っ張り出しての熱演です。ぜひご覧ください。
それにしても飛行機の飛ぶ原理、どうなっているのでしょうね。難しいです。


9.1 ブーメラン
今日からブーメランのサイエンスショーです。新しいショーの一回目というのは、非常に緊張します。今日のお客さんは、乳幼児とそのお母さん方約10名でした。昨日までの100人単位のお客さんの数とは違って、非常に少なくなりましたが、却ってその分全部のお客さんに声をかけるということもできます。小さい子は、ブーメランを知りませんでしたが、お母さん方は、とても興味を持ってショーを見学していってくれました。
解説で、回転の話をするのですが、そのときの小道具にコマがあります。今日手伝ってくれた子は、とても上手にコマをまわしてくれました。
やるもんだ。


8.31 夏休み終了
怒涛の夏休みが終了しました。本日サイエンスショー、最後の実験をいたしました。自分が企画した実験だったので、終わるのは残念な気分です。私一人だけ、この実験を続けるというわけにもいかないし。光りもの、きれいですから、それだけで喜んでもらえていたようです。
もちろん光る液のことについて化学的な内容もよく聞かれました。簡単な薬ですぐ、実験できるものだったらいいのですが、複数の名前の聞いた事のない薬品名を告げると、がっかりする人もいました。簡単に光を作れる薬を開発するか…、難しいだろうなぁ。


8.27 情報の収集
週明けから、展示案の業者さんへのレクチャーが本格化します。取りあえず今週、1つのフロアが終わったのですが、まだ3フロアが残っています。全体のまとめやら、いくつかの展示物作成にも関わりたいので、その資料や情報集めをしておりました。さすがに、日曜なので会社などは休みですから、電話はかけられませんでしたが、インターネットのおかげで、それなりの収穫がありました。
それとそろそろ、9月からのサイエンスショーの準備もしなければなりません。ブーメランとても楽しいのですが、どのあたりに解説の力点を置くのか。回転?揚力?作用・反作用?


8.26 サイエンスフェスタ(科学の祭典)
今日明日とサイエンスフェスタが実施されています。本会場は、科学館ではないのですが、館では、中学生から社会人の方々が展示物を解説してくれることになっていて、これもお客さんに好評です。小野は、本会場で、芝先生が講演をするので、それを聴きに行きました。残念ながら、最初から全て聞けたわけではないのですが、大阪とのその科学の歴史ということを短い時間でしたが、とても丁寧に紹介していました。
本会場は、またたくさんの来場者で賑わっていました。毎年大好評のサイエンスフェスタです。


8.17 今日もたくさんのお客さん
本日も開館延長実施中。延長は20日まで続きます。サイエンスショーもたくさんのお客さんに見ていただきありがたいことです。ブラックライトで光るものをいくつか紹介しているのですが、結構身の回りにたくさんあります。お札、郵便物、栄養ドリンクなど。これらを見せると、おおっ、とどよめきが上がります。これは、今回の改装の展示ネタで使えるなと思っております。きれいだし、意外性があるし、蛍光という面白い現象についての解説もできますしね。
プラも、オムニも連日満員御礼状態です。


8.14 開館延長
お盆ということもあり、科学館では、開館時間を延長しました。朝早くから、たくさんのお客さんが列を作って開館を待っています。
あまり長く待たせるのは悪いということで、開館時刻を早めることもあります。そうすると朝の展示場点検が終わらないうちにお客さんも入ってきますので、少しあせります。1階の展示場の場合、入ってくるお客さんに展示物が見えたり音が聞こえたりするので。ちょっとカッコ悪いところを見られた気分になります。


8.3 展示改装ができる

今年度の展示改装基本計画を作成してくれる業者が決まりました。来年3月までに仕上げなければなりません。タフな仕事になりそうです。
良い展示を作らなければなりません。


8.2 サイエンスショーネタ
今日は、ケーブルテレビの取材があり、サイエンスショーを特集すると言うことで、今回の企画をした小野が取材を受けることになりました。普段はお客さんに向かって実験をするのですが、横に立つレポーターと一緒に実験をするという形で進められました。カメラが回っているというのは緊張しますね。
そして夕方は、次回サイエンスショー「世界一簡単ブーメラン」のデモです。ブーメランがなぜ戻ってくるのかなどの解説をします。題名どおりとても簡単に作れますが、投げるのは難しいかも…。


7.28 展示選定委員会
次期展示改装の基本計画を作成してもらう業者を選定するための委員会があり、参加した5社のプレゼンテーションがありました。
一社当たり20分の説明の持ち時間がありましたが、各社それぞれのプレゼンの仕方があり参考になりました。話を聞いているとすべて楽しい展示場ができそうですが、実現性の問題やコストの問題もあります。さあ、この中から一緒に仕事をさせてもらう業者が決まるのですが、結果発表は8月3日です。果たして、どこになるか?


7.27 雑誌の取材
大阪人という雑誌があります。この雑誌で、科学館が特集されることになり、この何日間かスタッフの方が館内で取材しまくりです。
学芸員も一人一人全員がインタビューされてます。それにしても記者の方は、話を引き出すのが上手いですね。小野は、恥ずかしい姿で写真を取られてしまいました。雑誌は、9月1日発売との事。ぜひ書店で手にとってください。


7.21 ジュニアの実験
大人の化学クラブに気を取られて、ジュニア科学クラブの実験のことを忘れていました。しかし、得意とする電池の実験だったので、内容的には、まず問題なく終了しました。持参してもらったアルミ缶とスプーンで参加者が電池になる実験を行いました。ただ、電圧をはかるため、テスターを用意したのですが、これを操作してもらうのは、少々難しかったようです。


7.19 化学会からの打診
来年の春、日本化学会年会が大阪であります。そのとき、科学館のほうからも協力してもらえないかという話がありました。客員講師の芝先生と学会の事務局長からの大変ありがたいお話でしたので、こちらでできることは協力させてもらいますとお返事させてもらいました。科学館が所有する資料などをレンタルするということになりそうです。


7.16 大人の化学クラブ3回目
前日に何とか実験がまとまり、本番に臨むことができました。今回は結構、実験内容を作り上げていくのに苦労しました。参加されていた皆さんにはあまりたいしたことはないと思われたかもしれませんが…。
実験の1つとして、スズ過剰の青銅を作りましたが、これを高温の状態で移し替えた器が割れること、割れること。予備実験で行っていた温度よりも、参加者が金属を融かしていたときの温度がかなり高かったからのようです。
もう1つの金属の実験は、大成功だったのですが…。予備実験で上手くいく方法ばかり模索していますが、どうしたら失敗するかというのもやらないとダメですね。しかし、そのためには消耗品や廃棄物が多くなってしまい、どのへんで手を打つか問題です。
取りあえず、今回は展示場の展示物も有効活用しながらの実験でしたので、参加者の皆さんにとっては、より理解が深められたかなと思っております。


7.13 うちゅうのメイン原稿

知り合いに無理やりお願いした次回うちゅうのメイン原稿の編集が終わりました。TEMで見るナノの世界。奥深いものがあります。これで何とか印刷業者への入稿は間に合ったのですが、原稿を書いていただいた方には非常にご迷惑をかけてしまったのではないかと反省しきりです。執筆者は、現在スウェーデン在住で、原稿を書いていた時はワールドカップの真っ最中。スウェーデンでも盛り上がっていたそうです。


7.12 地球が救われる?
6月30日に掲載した、浮かぶ地球の大ピンチですが、とある方から同じようなものがありますと、ご連絡を頂きました。やや小ぶりとの事ですが連絡があったこと自体がうれしいです。地球が救われる…。


7.8 実験がうまくいかない…
まもなく大人の化学クラブが行われるのですが、実験内容が上手くまとまりません。今回は、金属の話、それも合金を中心に実験&解説を行う予定です。しかし、合金を作るには、高温が必要で、融けた金属をある形にしようと思うと、鋳型が必要です。では、短時間で高温の金属に耐えられる鋳型ができるかというとそれが難しい。ああ、時間ばかりが過ぎていく。鋳型の乾燥などを含めるとやはり10日間くらいは時間が必要?


7.7 売店の商品
科学館のミュージアムショップに化学実験の商品を置いてもらえることになりました。試験管や、試験管立て、三角フラスコ、リトマス紙を販売します。これで、来館したお客さんに、「試験管ってどこで売っているんですか?」と聞かれて、東急ハンズとかで売ってますなどと情けないことを言わずに済むようになります。たくさん売れるといいのですが。きっと、夏休みに向けて需要があるでしょう。


6.30 浮かぶ地球の大ピンチ
展示場の「浮かぶ地球」がピンチです。といっても、この展示を知らない方には、何のことかさっぱりわからないですね。これは、アメリカのエクスプロラトリアムから購入した展示で、スチール製の地球儀が電磁石で宙に浮くという展示です(詳しくはこちら)。
この地球儀が、今見つからないのです。エクスプロラトリアムでも入手できないとの事。あちこち探して同じものと思って買ったら、地球儀がプラスチック製になっていたということで、えらい目にあったこともあります。そこで、こんな広報をうったわけです。
情報をお持ちの方がいらっしゃったら、お教え願えませんか。よろしくお願いします。


6.29 サイエンスショー研究会
今日はサイエンスショー研究会で、小野が現在行っているサイエンスショー「光れ!もえろ!かがくパワー!」の実演、大倉学芸員が次回サイエンスショーの実験紹介を行いました。友の会の方や他の科学館の方々、そして学校の先生の研修も兼ねていますので、結構緊張します。
これら大人の方50名ばかりに演示をしましたが、やはり普段どおりの実験を行うのは難しいですね。この研究会の中で、火の玉実験に関して、とても驚く発見がありました。少なくとも今までのやり方が何だったのかということになる発見です。この件、少し調べて公表したいと思います。


6.23 ニギルト電池
新しい展示「ニギルト電池」というものを作ったのですが、バックヤードでしばらく調整をしておりました。これは、イオン化傾向と人間という電解質を利用して電子オルゴールを鳴らす展示です。ラベルや、簡単な解説をつけて、展示場による出しましたが、果たしてお客さんは上手く実験してくれるでしょうか。明日は、ジュニア科学クラブの実験で、ステンレススプーンやアルミ缶を使った人間電池の実験をするのですが、この展示も楽しんでもらいたいです。


6.22 談話会スピーカー
今日は談話会のスピーカーに当たっておりましたので、「ルミノール発光の化学」と「新着資料の紹介」「展示場メンテナンスの状況とその費用」ということで話をしました。サイエンスショーでは、化学反応のことは言わずに済ませていますが、やはり何が起きているのかということは気になるところです。まあ、反応機構自体は既知のことなので、それほど難しくはないのですが、何故、熱でなく光でエネルギーを放出するのかという部分は難しいです。


6.20 うちゅうの原稿
友人に友の会会誌「うちゅう」の次回メイン原稿をお願いしたら、彼のつてで、なんとスウェーデン在住の方に書いていただけることになりました。時間の短い中、無理なお願いをお二方にしてしまい大変申し訳なかったのですが、とても助かりました。
どんな類の話かということは、まだ明かせませんが、個人的にはとても楽しみにしています。


6.18 大人の化学クラブ第2回
本日の化学クラブは、結晶について実験&解説を行いました。今回は、準備にあまり時間をかけることができず、本番ではどうなることかと思いましたが、無事きれいに結晶を作ることができました。作るだけでなく、はじめに氷の偏光を観察や展示場での鉱物・宝石類の解説なども行いました。なかでも一番人気(と思われる)は、銀樹の結晶成長を顕微鏡で観察することです。目の前で、銀が伸びていくのを見るのはとても神秘的です。これは、何回見ても見飽きません。参加者の方にも満足していただけたかな?


6.16 展示改装の説明会
次回展示改装の業者を選定するためのコンペが今度あるのですが、そのための説明会を行いました。たくさんの業者さんに来ていただけましたが、来たところが全部参加するとは限りません。どのくらいのところが参加してくれるのかというところです。説明会の中で、今回の改装計画でいままで何をしてきたのかなどを話したのですが、肝心のところが言えず、しゃべっている本人ももどかしい状態でした。聞いていた業者さんは、なおさらでしょう。
カエサルがブルータスの演説に対して言ったという「彼が何を求めているのかは、分からなかったが、何かを強烈に求めているということだけは分かった。」という皮肉を思い出してしまいました。


6.11 化学サークルの遠足

今日は化学サークルのメンバーが遠足で、「青洲の里」へ行きました。そこは花岡青洲という、世界で初めて全身麻酔をかけて、乳がん手術を行った人を紹介するミュージアムです。残念ながら小野は、仕事の都合上、そちらには参加できませんでした。天気も良かったの皆さん楽しんでこられたと思います。それにしても今から200年ほど前によくも、全身麻酔などを行ったものだと思います。
マンダラゲ(チョウセンアサガオ)が主成分になるとのこと。標本作ろうかな。


6.8 ショーの問題
サイエンスショーが始まり約1週間、少し落ち着いてきたので、足りない部分、問題のあるところなどが見えてくるようになりました。取り合えずは、光を見るという事で、サイエンスショーをする部屋を暗くしないといけないのですが、団体でやってくる小学生などに、実験中にカーテンを開けられたりして、見学している皆さんが集中できないなどの問題があります。後から来るお客さんの対応をどうしょうかと。夏休みはえらいことになりそうですし…。


6.6 まとめて更新
手をつけられなかったホームページの更新をしました。これからは、もう少し内容を頻繁に更新するようにしないと。
新サイエンスショー、演示するほうも、見るほうにもなかなか好評です。ただ、もう少し改善しなければならないところもありますので、そちらの対策もしなければなりません。まあ、演出の方法についてなんですけどね。


6.2 サイエンスショー本番
新サイエンスショーがスタート。初回は、小学生を中心に30名ばかりに見てもらいましたが、反応はまずまず。光がきれいに出るのでやはりそのあたりが良いらしい。理屈を知ればなおさら面白いのだけれど。とりあえず、この光ものの実験で3ヶ月間お客さんに楽しんでもらいます。


5.30 展示場の清掃
臨時休館日になりましたので、展示場の大掃除です。普段手の届かないところのほこり払いや、内部の清掃など一日かけて行いましたが、夕方にはもうヘロヘロです。なぜか毎年きつくなっていくような気がする。展示物が経年劣化して、いろいろ手を入れないといけないから?いえいえ、こちらの体が毎年経年劣化してるんですね、やれやれ。


5.26 展示改装公示

第3次展示改装についての公示が始まりました。本格的に展示改装業務もスタートです。今まで以上に、すばらしいと言われるような展示を作らなければなりません。一応予定では平成20年の夏には完成の予定です。


5.23 少し余裕が…
先週末までにこなさなければ、ならないことがありやらなければならなかった研究報告誌の最終校正をようやくすることができました。とはいっても、展示のことや、サイエンショーのことなどまだ、追われ続けています。定時後は、市役所に事務のことで打ち合わせに向かいました。


5.22 大人の化学クラブ2006
毎年恒例の大人の化学クラブ、今年は参加応募者が14名でした。少し少ないのですが、その分、濃くできそうです。今回は「香りの化学」ということで、匂いの話とエステル合成を行いました。酢エチ、酢酸アミル、サリチル酸メチルといずれも独特の匂いを持つエステルの合成を行い、化学反応を堪能してもらいました。実験後は、展示場に出て、天然香料の解説をしたのですが、日曜の午後ということで、一般のお客さんも多く、きちんと解説することができませんでした。この辺、大変申し訳ないことをしましたが、最後、部屋に戻って皆さんに、伽羅の香をかいでもらいました。伽羅は、いいにおいしますね。ちなみに成分は、アガノフラン、ジンコールなどがベースになっています。


4.22 やっと更新
久しぶりのこのページの更新です。何とか今日は、時間を見つけてここを編集しているのですが、いろいろな締切りに追われてなにやら余りまともにホームページをいじることができません。こういうときに限ってネタが集まってくるので、書けないことがますますストレスにもなってきます。
ちなみに今日から、新ジュニア科学クラブが始まり、新しい友の会サークルも始まりました。ジュニア科学クラブでは、IBMさんがボランティアで実験教室を開いてくれました。糸をガイドにして風船をどれだけ飛ばせるかというものでしたが、いろいろと調整する場所があり、やり方によって飛び方がずいぶん変わるようです。そして、ボランティアさんの動きのすばらしいことよ。


4.18  新着資料

新しい、香り成分の資料を入手することができました。特に今回入手した「じゃ香」の精製していないものは、なかなか入手することができない、大変貴重なものです。できるだけ早く展示場に出して皆さんに見てもらいたいと思います。じゃ香の香りは薄めると非常に高貴な匂いが漂うのですが、精製した濃いものなどは鼻が曲がるようなにおいがします。濃度の違いでえらい感じ方が変わるものです。


4.14 「うちゅう」の原稿は…
今日は、友の会誌「うちゅう」の締切りでした。化学ネタのページでしたが、今回はいつものように身の回りにある物質の化学的特性を紹介するのではなく、展示の作り方についての話題にしました。化学の題材を扱ったある展示製作の過程を紹介したもので、一回では書ききれなかったため、2回に分けての連載にすることとしました。ただ、後編は恐らく早くても2ヵ月後。それまで、読者には内容を覚えておいてもらえるのだろうかという問題があります。


4.9 資料の移動
職員の間で通称「北館」と呼ばれている、古い建物があります。科学館の北側にあるからそのまんまの呼び名になったのですが、そこが事情により使用することができなくなりました。そのため、4月に入ってから、北館の中に入れてあった様々な資料や、備品類を科学館の中や小さな倉庫に押し込めることになったのですが、もう荷物が膨大で、各学芸員、どこにどうやってしまおうかと頭を悩ませていました。
博物館なので、資料を置く場所が必要なわけなのですが、ここの科学館には、ほとんどそのような場所がありません。困ったものです。
それでも、小野は何とか、今日までにほとんど移動することができました。


4.7 サイエンスショー研究会
今回は、斎藤主任の磁石の実験と、小野の夏からのショーのデモを行いました。
まあまあ、反応は良かったのですが、これからどのようにしてショートしていくかという課題があります。また、レンジを使った発光実験については危険性についてきちんと検証を行わなければなりません。このあたりがクリアできれば、レンジでの火の玉実験ができるはずです。


3.31 今年度終了
年度末ということで、いろいろ忙しかったのですが、今日で区切りになることが多いです。人のこともそうですし、いろいろなじむ手続きの区切りでもあります。そして、科学館は、指定管理者制度ということで、今までとは違うスタイルで運営されていきます。国の動き、大阪市の動きなどで今後も流動的ではありますが、文化と教育に関わるこういった施設の取り扱い方が、その街、そして国の文化レベルの高低を表すことになるのでしょう。市民の皆さんから、科学館がないと困ると言われるように新年度からも努力していきます。


3.25〜26 引越し
学芸課が引越しすることとなり、先週末から本や物品の梱包です。引越しといっても、新しい建物に移るわけではなく、事務所の大部屋への移動です。わずか、10mほどですが、それはもう大変。何せ本が多くて、ダンボールの重さも半端なものではありません。取り出すときに分かるように名前などをつけていますが、どうなることやら。取りあえず、26日の夜9時半には、何とか、ほとんどのものを箱詰めすることができました。

3.10 京都へ
香り成分の実物資料を調べに京都へ。今2階に展示している、資料の充実のためにいいものがないか調べに行きました。。なかなかいいものがあるのですが、購入できるかどうかは、まだいろいろとこなさなければならないことがあるので分かりません。でも、やはり本物があるといいなあと思います。
その後、京都市青少年科学センターへ。じっくり展示場を見るのは初めてでした。学校教育との連携が深い所ですが、この日は、団体さんはおりませんで、数組のお客さんがいただけでした。驚いたのは、ひよこをプレゼント?してくれるんですね。生ものを扱うのは大変だと思うのですが、きっと人気があるんでしょうね。


3.5 調子の悪い展示たち
1階のかみなりの赤ちゃん、1つ光らなくなってしまいました。原因が不明です。コンデンサーの不良?あやしげなタイマーみたいな物があり、そのゲージを振り切る感じで、赤い線が出ていました。何でしょう?夕方には、石坂学芸員の発案したコロコロボールの展示も、一本足がはずれてしまったため撤去しました。いずれもオーバーワークといったところでしょうか。いずれも人気の展示です。良くぞもってくれているという感じです。私の手には負えない状況のため、メンテナンス業者さんに連絡を入れておきました。次回の点検で修理してもらえるようです。結構、がんばっている展示たちですが、連鎖的に壊れていくことも多いです。週明けが不安だ。


3.4 展示資料の購入&片付け
展示品の資料を購入したいのですが、今では、ネット上でもずいぶん調べることができるようになりました。今日は、その情報を少しあさっていました。これからは、もっと進化するのでしょうね。もちろん、実際に手に入れるためには、最後に自分の目で確認しなければならないのですが。
そして、資料を保管している場所が事情により、使えなくなります。そのため、資料を移動させねばなりません。移す、場所がない…。この後資料を買ったり、もらったりするも躊躇してしまうかも。取りあえず、移動するための片付けもはじめました。


3.1 久しぶりの大汗

とある調査書の調べ物や、依頼、展示修理の件等々、事務的なお仕事が多く、最近化学に関する本読みができてません。このページ更新も忘れてました。ネットで買った有機化学の本も早く見たいのですが…。
今日からまた新サイエンスショーです。斎藤主任学芸員のページにその情報が出ていますが、楽しい磁石の実験です。しかし実験するこちらとしては、めちゃくちゃ緊張して、大汗かきながらの初回実演でした。はやく、上手くこなさないと。


2.19 緊張するサイエンスショー
案内員さんに書いてもらったサイエンスショーのアンケートの結果、私自身は、まずまずだったかなと思う反面、まだまだ、改善しなければならないところも指摘していただきました。早急に対処したいと思っているのですが、そんなときに限って、昨日から、サイエンスショーに原因不明のトラブル発生しまくりです。もう、冷や汗かきながらの実験です。本人としてはもうボロボロなのですが、終わった後のお客さんの反応は割合良く、面白かったとか、これで本書いてるんですか、阪大の工学部だな(いえ、違います、そんないいとこ行けませんでした)とか言わています。やっている方としては、少々不本意なところがあるのですが、それでもお客さんが満足していただいているということで、そのギャップでも少々へこんでます。


2.16 来客とアンケートと
午前中に、愛知教育大学の牛田先生が来館され、展示場などを案内させていただきました。牛田先生は、昨今の小中学校の先生の事情調査や、学生が印象に残った理科の先生や授業についてなどの調査もされていらっしゃいます。その件について、以前お世話になったことがある先生です。物理の先生でいらっしゃいますので、当館の物理の展示にはとても興味をもたれていました。

館内の案内員さんに、お願いしていたサイエンスショーのアンケートが返ってきました。取りまとめて結果を各人に知らせねば。それにしても中身を見るのがこわい…。


2.14学校への営業活動
休みが続いた後だったので、至急というメールが入っていても対応できず、午前中は、その件であたふたしてしまいました。その仕事が済んでからは、ジュニア科学クラブの来年度の募集案内と挨拶を兼ねて、近くの2件の小学校へ営業へ向かいました。いずれも校長先生に対応していただきまして、新5・6年生に対しての広報をお願いしてきました。学芸員全員で手分けして小学校めぐりです。さて、今年はどれだけの人が来てくれるか。
ジュニアクラブ自体は、盛況であっという間に定員の150名になってしまうのです。


2.10インフエンザの薬
インフルエンザの薬といえば、今はタミフル。この薬を中外製薬が国内で製造するというニュースがありました。今のところこれが特効薬に近い状態ですが、原料となる八角の買占め問題や副作用についても問題があるようですね。今週の初め、体調が悪くなり医者に言って検査した結果、インフルエンザではなかったのですが、結構しんどかったです。皆さんもお気をつけください。


2.7 宝石の展示

  将来のため、熱心にメモを取る生徒さん
地下1階においてあった宝石と鉱物の展示を、4階展示場に土日で移動しました。展示ケースが大きくなってゆったりと見られるようになったかもしれません。ただ、照明の当て方とか、資料を置く位置などがいろいろ気になります。ようすを見ながら、少しずつ変更していこうかと思っています。朝から、小学校の生徒さん、それも女子生徒さんが、熱心にメモを取っていました。やっぱり、惹かれるものがあるんでしょうね。

1.31 アンケートをしよう
今日は、サイエンスショーのアンケート作りや、企画広報のメールで話題になったことなどをまとめていました。サイエンスショーのアンケートとは、いつも現場にいてくれる案内員さんに、私たちのサイエンスショーがきちんとお客さんに伝わっているかどうかを尋ねるものです。5年ほど前にも行ったことがありますが、それから私たちは成長しているのか?結果はホームページでお知らせ…できるかな?


1.25博物館の会議
博物館の運営や企画、広報などを考える打ち合わせが、昨年のはじめ頃からあったのですが、いつも参加している渡部学芸員の都合により代打で参加してきました。途中参加なので、どういう会議がどういう状態なのか分かりませんでしたが、皆真剣に、博物館を良くしていこうという気持ちで臨んでおりました。各専門分野のエキスパートが、さらに大きな視点から博物館の運営を考えていくというのはとても大事なことです。これから少しの間、この会議に参加することになりました。


1.17 科学研究費補助金
通称、科研費と呼ばれる研究用の補助金があり、その応募が明日から始まるのです。自然科学だけでなく、社会科学分野、いわゆる文系の分野でも応募できるものです。今日の午後、書類を懸命に書き、何とか夜には中央郵便局へ持っていくことができましたが、果たして当選(?)するかどうか。科学館でも毎年2〜3名補助金をもらっていろいろな研究をしています。結果は5月のはじめ頃にわかります。


1.15 宝石と鉱物
昨日から、しこしこと展示ケースの中に、12種類の宝石と、その原石を入れたものを作っていました。12種類というのは誕生石ということから選定しました。といっても、もちろん誕生石の紹介ということではなく、宝石とされている鉱物の元素の組成はどんなものかな、ということを紹介するものです。しかし、そんなものは宝石の前では、もちろん消し飛んでしまいますね。あまり大きい宝石はありませんが、すべて本物です。来館された際には、ぜひご覧ください。きれいですよ。


1.13 展示場の照明

展示場には、たくさんのスポットライトがあり、それで各展示物を照らしているわけですが、球切れがしょっちゅうなのでメンテナンスが大変です。そしてかなり放熱しますので、冬はいいですが、夏場は、エアコンの効きにも影響します。そんな中で、今日、LEDスポットライトを扱っている業者さんが売り込みにきました。まだ白色の光しかないのですが、かなり明るい上、熱もでない、そして球切れが10年近くないという話で、とても興味がある商品です。恐らくもう少し立つと、色の問題などがクリアされて、あちこちで普通に使われるようになりそうです。


1.12 サイエンスショー研究会
3ヶ月に一度のサイエンスショー研究会ですが、山梨や福井の科学館の方にも来て頂きました。今回は、小野が司会をすることになりましたが、現在行っているショーに関しての子どもたちの反応について、少ししゃべりすぎてしまいました。授業や館でどのような反応があるのかについて、学校の先生方や、他館の方からも憂えるような状態である、という話がありました。


1.4 明日からの準備
新年おめでとうございます。皆様今年もどうぞよろしくお願いいたします。科学館は今日まで休館日ですが、小野は出勤して、展示場の点検をしました。止めていたタイマー類の起動や各種展示物の作動確認です。寒いから凍りつくということもなく、照明類を何個か交換したくらいで、無事明日を迎えられます。それにしても展示場は寒かった…。

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