調査・研究
調査・研究というと難しく聞こえますが、要するに日々勉強している事柄を色々まとめたページです。
第1回:アメリカ視察研修①
2017年1月9日(月)~19日(木)の11日間にわたり、全国科学博物館協議会の海外科学系博物館視察研修に参加してまいりました。行先は、アメリカ西海岸の三都市(サンディエゴ、サンノゼ、サンフランシスコ)です。今回初めてアメリカのさまざまな科学系博物館に視察研修させていただき、多くのことを学んでまいりましたので、その報告をいたします。
いよいよ、アメリカへ!
集合は、東京・成田空港。今回の研修に参加するメンバーは、全国の科学系博物館に勤務されていたり、展示制作に携わっている方々です。事前研修に行けなかった私は、この日初めて参加される皆様にお会いしたのです。これが、のちに旅の終わりに「このメンバーで行くことができて本当に良かったな~」と思える素晴らしい方々との出会いでした。
今回のツアーには、旅行会社の添乗員さんも同行してくださるということで、アメリカ本土初、かつ、英語が苦手な私も一安心。計13名で一路アメリカへ。9時間40分の長いフライトを終え、無事サンディエゴ国際空港へと到着しました。
当日の天候は…、どっぷり雨。サンディエゴは年間280日は雨が降らないということで、現地で待機してくださっていたガイドさんも「今日は珍しく朝からずっと降っていますし、今年は例年になく寒いです」とのこと。確かに、カリフォルニアは穏やかな気候で冬でもそれほど寒くないと聞いていた割には、意外とコートを着ていて良かったと思うほどの寒さ。さて、これから11日間の天候は果たしてどうなるのか…!?参加メンバー全員、長いフライトの疲れとともに少々テンション低めで視察研修、スタートです!
▲サンディエゴ国際空港に到着
ミッドウェイ博物館
▲ミッドウェイ博物館の外観
空港到着時、現地時間は1月9日(月)の午前10時。日本とは約17時間の時差があります。この日は特に公式訪問先はなかったので、宿泊するホテルでチェックインを済ませ、ホテルの近くにあるミッドウェイ博物館に行くことになりました。
ミッドウェイ(MIDWAY)とはアメリカ海軍の航空母艦で、現在は退役し博物館として公開されています。甲板には、当時使われていた戦闘機・輸送機など多数展示されており、艦内には飛行シミュレータなど体験型展示もたくさんありました。平日の午後にも関わらず、学校団体や家族連れ、カップルなど多くの方が来館されていました。
▲ボランティアさんによる解説
艦内にはボランティアさんが10名ほどいて、展示について解説をしてくださいました。また、私は参加できなかったのですが、甲板上部構造の見学ツアーもあるようです。
なお、今回の視察研修で訪れた博物館の中では、唯一日本語のパンフレット、及び、オーディオガイドがありました。博物館を見学している途中から雨は止み、あたたかな日差しがちらほら見え隠れするようになっていました。こうして、研修初日を無事終えたのです。
....つづく
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