調査・研究

調査・研究というと難しく聞こえますが、要するに日々勉強している事柄を色々まとめたページです。


他館視察
2017年02月8日

第2回:アメリカ視察研修②

2017年1月9日(月)~19日(木)の11日間にわたり、全国科学博物館協議会の海外科学系博物館視察研修に参加してまいりました。行先は、アメリカ西海岸の三都市(サンディエゴ、サンノゼ、サンフランシスコ)です。今回初めてアメリカのさまざまな科学系博物館に視察研修させていただき、多くのことを学んでまいりましたので、その報告をいたします。


研修2日目:1月10日(火)

サンディエゴ自然史博物館(外観)

▲サンディエゴ自然史博物館(外観)

2日目は公式訪問日。バルボアパークという大きな公園内にあるサンディエゴ自然史博物館を訪問しました。


この博物館は、今から100年以上前の1874年に設立されたカリフォルニア州南部では最も古い博物館施設だそうです。730万点以上もの研究標本を収集されており、鳥類や哺乳類、植物、爬虫類、海洋無脊椎動物、鉱物、古生物など多種多様な調査・研究が行われているようです。今回、公式訪問ということで、バックヤード見学をさせていただきました。多くの資料を丁寧に保管しており、また、研究用図書も驚くほど多かったです。


多種多様な収集資料

▲多種多様な収集資料

爬虫類なども…

▲爬虫類なども…


植物は押し花標本にて…

▲植物は押し花標本に…

研究図書も豊富

▲研究図書も豊富



展示場も見学

サンディエゴ自然史博物館の方々にお話をお聞きし、バックヤードも見せていただいた後、展示場を見学しました。この博物館は単に展示を見せるだけでなく、来館者がはく製に触れて感触を確かめられたり、鳴き声を音で聞いたり、工夫のある体験展示も多数ありました。


恐竜の大型展示、右側から見ると…。

▲恐竜の大型展示、右側から見ると…。

左側から見ると…。

▲左側から見ると…。


バルボアパーク内の散策

バルボアパークは、東京ドーム4個分ほどもある大きな公園で、園内には美術館、科学館、民芸博物館、人類博物館、動物園など、本当にたくさんの博物館があります。全部まわろうすると一体何日かかるのでしょう、というほど。博物館になっている建物のほとんどが、元々1915年に開催されたパナマ・カリフォルニア万博のために作られたものだそうです。園内を走っているトロリバスで、ひとまずぐるっと建物を見てまわり、人類博物館を見学しました。ここにはカリフォルニアタワーが併設されており、ツアーガイドさんの解説とともにタワーの中段部まで登ることができます。


園内をみんなで散策

▲園内をみんなで散策

カリフォルニアタワーからの景色

▲カリフォルニアタワーからの景色


....つづく