調査・研究

調査・研究というと難しく聞こえますが、要するに日々勉強している事柄を色々まとめたページです。


星景写真
2015年5月22日

第3回:天の川を撮影してみる

 5月の久しぶりにすっきり晴れた日、日中あまりにも天気が良かったので平日にもかからわず急遽、飯山学芸員と学芸補助スタッフの鈴木氏とともに奈良の街明かりが少ないところへ観測に行きました。


 しかし、残念ながらこの日の夜は、少し霧?のようなものがが出ていて、あまりすっきりした天気ではありませんでした。天の川のすがたも、肉眼ではうっすら見えるかな?という程度だったのですが、カメラ達人の協力を得て撮影してみました。


天の川(20150522)

▲2015年5月22日 午前3時ごろ撮影 (カーソルをのせると・・・)


 写真の右下部が最も天の川の濃い、さそり座やいて座の領域です。天の川をメインに写真を撮影しているため、星座が中途半端に切れています。次回、撮影する機会があれば、さそり座やいて座と天の川を撮影してみたいと思います。


織姫と彦星の物語

 7月7日は七夕(たなばた)。物語では、織姫さんと彦星さんが年に1度7月7日の夜晴れていれば、天の川を渡って逢うことができる日とされています。

※写真では、彦星さん(わし座のアルタイル)は写っていますが、織姫さん(こと座のベガ)は写真のさらに上の方で、写っていません。ごめんなさい・・・


 夜空で輝く織姫星と彦星のあいだには、そんな七夕の物語の通り、天の川が白くもやっと光っています。ただ残念ながら、現代の大阪市内のような都会の空では、街明かりに負けて全くといっていいほど、見られなくなってしまいました。本当は大阪の空でも少しでもいいから天の川を見たいな、と思うんですけれどね。